おりもので知る自分の体調

おりものはストレスで増減しますし、性状も変化します。また月経周期でも変化します。喘息や糖尿病など、他の疾病を患っている場合、処方される薬によっては膣内環境が悪化する場合もあります。糖尿病のように成人病と呼ばれる疾患にかかっていると、膣内環境を正常に保つのが難しくなります。また、免疫力の低下からもウィルス性の感染を招いたりするので、常に、規則正しい食事と生活習慣を守るようにしましょう。

おりものは、確かに煩わしいものです。女性にとって、生理以外にこんなに不快な生理現象はないでしょう。しかし、おりものは生殖に大切な膣内環境を整え、子宮内環境を正常に保ち、排卵して受精の時期にきたら受精しやすいように精子の侵入を手助けする役目を持っています。子どもが大好きで、赤ちゃんを望んでいる女性にとって、おりものチェックで自分の体調の変化を敏感に察知することは大切です。

おりものは別に、出産を望む女性だけのものではありません。上記に記したように、おりものの変化で自分の身体がいま、どのような状態にあるのかがわかるのです。特に、音もなく忍び寄る婦人病の早期発見早期治療にはなくてはならないバロメーターと言えるでしょう。あまりにおりものが多いとき、逆に少なすぎるとき、生理周期と違って色や性状が変化したとき、不正出血など、身体が出している危険信号を知るためにも、おりものチェックは必要です。

おりものがもし、通常と違う色や性状を見せ始めたら、また、陰部にかゆみや痛みが出始めたら、どんなに恥ずかしくても婦人科を受診しましょう。上にも書いたとおり、繊細な女性心理を慮り、最近は女医が常駐しているクリニックも増えました。女医が開業した婦人科クリニックも増えているので、男性の婦人科医に抵抗がある女性は女医を訪ねると良いでしょう。

おりものは確かに煩わしいものですが、おりものシートをうまく使用して、常に性器や性器周辺部の衛生を保ち、おりものからの不快感から解放されましょう。また、そうしたグッズが発売されている分、日頃の衛生面が怠りがちにもなるので、できるだけ毎日シャワーを浴び、入浴し、常に身体の清潔を保つことも膣環境や、子宮環境を守るためには重要です。このとき、上に書いたとおり、石鹸やボディシャンプーで性器を強くこすってはいけません。強くこすることで性器が傷つき、傷口から感染することがあります。デリケートゾーンの手入れはやはり、デリケートに行なうのが一番ということでしょうか。